築年数が多い場合や屋根材・下地材の損傷が激しい場合に葺き替えリフォーム工事をお勧めしています。
こちらでは最新の防災瓦を使用した耐震屋根葺き替えリフォームについてご説明致します。
※防災瓦とは軽量で瓦同士をガッチリとロックしズレや飛散を防止出来る瓦の事です。
屋根の葺き替えリフォーム工事とは劣化や損傷した屋根材を撤去・処分し
下地を改修(防水紙や桟木、場合によっては野地等)後、新しい屋根材を施工する工事です。
屋根材の寿命ですがセメント系屋根材(平型・和型スレート、カラーベスト)で約20年、
陶器瓦・いぶし瓦で約35年が寿命の目安と言われていますので参考にしてください。
但しこれらはあくまで目安であり製品精度で変わってきますし
定期的なメンテナンスの有無や立地条件等でも変わってきますので屋根診断をおススメします。
経験上、新築又はリフォーム後にメンテナンスをしていない場合はとても状態が悪い事が多いです。
※詳細はメンテナンスの項を御参考にしてください。
屋根のリフォームは金額がそれなりに掛かる場合が多いので部分的にリフォームしたり
何度かに作業を分け(例:初年度は2F屋根、翌年に1F屋根を工事する等)る事も可能です。
お客様のご予算に応じた工事をする事も可能ですのでお気軽にご相談ください。
【お客様からお問い合わせ】
↓メール・FAX・お問い合わせフォームは24時間対応しています。
【無料屋根診断】
↓折り返し連絡をした際に屋根診断・現地調査の日程打ち合わせを行います。
【診断結果報告・提案・仮相談】
↓画像を併用しながら診断結果の報告を致します。
【見積もり作成・本相談】
↓ご希望の屋根材・工事方法等をご相談し見積もりを作成致します。
※見積もりと一緒に屋根診断書・屋根診断内容報告書を提出致します。
【ご契約】
↓見積もりにご納得して頂けた場合のみご契約。
【施工スケジュール等打ち合わせ】
↓屋根材の手配をし工事着工準備を進めます。
【着工】
↓ご近所様にご挨拶をして着工します。
【完工・最終検査・現場清掃】
↓完成後不具合等チェックし現場の清掃をしてお施主様にご報告します。
【定期的に無料屋根診断を実施】
定期的な屋根診断・メンテナンスをお奨めします。
お問い合わせが多い単価(坪・平米)について少しお話します。
屋根の見積もりは分かりにくいと言われますので簡単にご説明致します。
昔から屋根工事は坪単価、最近だと平米単価で表記します(どちらも結果同じ価格になります)
坪(平米)と言うのは通常は面積の事で1坪は3.3㎡、1平米は0.3坪になります。
よく勘違いされるのは屋根の面積を計測し、その数値を坪単価(平米単価)で計算してしまう事です。
例えば平板瓦を使用した場合の屋根で縦×横の長さを図り、屋根面積が30㎡となるとします。
そこに平板瓦単価(例:¥4,500-)を掛けると30㎡×¥4,500-となり合計135,000円(税抜き)となりますが
これはあくまで平部のみの価格となりますが屋根は平部以外にも軒先部やケラバ部、棟があります。
軒先部やケラバ部、棟にもm辺りの単価がありますのでプラスされる事になります。
屋根形状もそれぞれ違いがありますので、例えば同じ100㎡の屋根でも切妻屋根なのか寄棟屋根なのか入母屋屋根なのかで使用する瓦の種類や枚数が変わってきます。
切妻屋根なら棟は大棟1箇所になりますが、その代わりケラバ部が発生します。
寄棟屋根なら棟は5箇所になりますが、ケラバ部が発生しません。
この様に屋根の形状で必要となる瓦がそれぞれ違ってきますので
単純に屋根の面積が何㎡だからいくらだとは計算出来ない事をご理解ください。
棟に関しても段数で単価が変わりますし、段数が変わると鬼瓦の大きさが変わり価格が変化します。
最近多い冠(丸)瓦1段積みの場合でも内部材が木材か樹脂木かで価格が変わってきます。
屋根面積での計算はあくまで目安にして頂き、正確な見積りは採寸後に提示させて頂いております。
屋根葺き替えリフォーム工事の費用は目安として下記のものが掛かります。
1.既存瓦・既存木材・棟土(漆喰)等撤去・処分・清掃費用
2.下地改修(防水紙・桟木・軒材・場合によっては野地板やコンパネ等)費用
3.新規屋根材料費(作業代含む)・副資材費用
4.諸費用
5.足場・養生ネット(外注)
6.上記に消費税
使用する屋根材や屋根形状によって使用する材料・副資材が違ってきますので
正確なお見積もりは現地調査をしてからの提出となります。
平屋家屋(例:30坪・100㎡程度)だと瓦撤去+下地改修で1~2日、屋根工事が2~4日程度です。
屋根の大きさや形状、階数により工期が伸びる場合があります。
倉庫(例:15坪・50㎡程度)だと瓦撤去+下地改修で1日、屋根工事2~3日程度が多いです。
もちろん屋根の形状や大きさ、庇の有無や形状や大きさにより工期が変わります。
作業を始めると工事日数が意外に掛からない事に驚く方が多いです。
弊社は屋根材撤去~下地改修まで協力会社に協力してもらい迅速丁寧な作業をしています。
屋根に上がり手や道具を駆使して古瓦や棟土・漆喰、木材等を撤去します。
基本的に横づけしたトラックの荷台に投げ込んだり、シューターを使用して搬出しています。
瓦や棟土以外にも木材や下葺き材(アスファルトルーフィング・杉皮等)の撤去を行います。
野地板の劣化や腐食がある場合は撤去して下地改修作業の準備を進めます。
■レッカー作業■
立地条件や屋根形状や大きさ、作業内容によりレッカークレーンを使用する場合があります。
レッカークレーンのメリットは古瓦や棟土の飛散や落下が少なく作業員の負担軽減になります。
但し現場のスペース等の状況により使用出来ない場合もあります。
瓦を撤去後は下地の改修作業に入ります。
野地板やコンパネが劣化していない場合はその上から軟質弾性ルーフィングや
改質アスファルトルーフィングをステープルで緊結しながら設置していきます。
下地が劣化している場合は部分交換やコンパネの重ね貼り等を行います。
※板金屋根材でリフォームの場合は必ずコンパネによる下地改修が必要となります。
ルーフィングの次は木材の取り付けとなります。
使用する瓦の寸法に合わせて木材を取り付けていきます。
平・軒・ケラバ等の寸法や高さをきちんと合わせながら取り付けます。
基本的に桟木は65mmN釘、軒材は65mmのビスで取り付けます。
平板瓦でケラバがある場合は垂木材を適宜ビスで緊結しています。
その後必要となる副資材等を取り付けて下地改修が完了となります。
下地材(コンパネ・野地板)の損傷が多い場合は12mm厚のコンパネで増し貼り(カバー)しています。
特に平型セメントスレート瓦が葺いてあった場合は下地の劣化があり増し張りする事が多いです。
増し貼りする事で屋根下地の強度も上がりますのでおススメ致しております。
下地工事が終了すれば、後は通常の新築屋根と同じ工程となります。
瓦割り(寸法出し)後、瓦上げ機で瓦を屋根に上げて平瓦(桟瓦)を葺いていきます。
同時に役瓦も取り付けていきます。ステンレス釘やステンレスビスで固定しながら作業していきます。
注)鉄製の釘やビスを使用すると釘やビスが膨張し瓦が割れるので必ずステンレス製を使用しましょう。
軒先の瓦は浮き上がりを防止するためのL釘を必ず打ち付けます。
また基本的に平瓦(桟瓦)はステンレス釘1本での緊結ですが、
軒瓦はステンレス釘2本と上記のL釘の合計3本で緊結しています。
注)使用する瓦が和型瓦の場合は使用瓦や緊結方法等が変わってきます。
ケラバ部に使用する袖瓦は桟瓦に被せるタイプと桟瓦と一緒の高さになる一体袖瓦があります。
被せるタイプの袖瓦(トライRSワイド袖)の場合垂木材や水切り材、シーラーが必要となり、
一体袖瓦(スマート袖瓦)の場合上記木材等は必要無くなりますが、桟瓦の幅を調整する調整瓦が必要となってきます。
被せるタイプは平板瓦の形全てに対応致しますが、一体型はタイプスマートのみ対応となります。
注)使用する瓦が和型瓦の場合は使用瓦や緊結方法等が変わってきます。
平部分が終了すると棟部分の施工になります。
棟は複数段に重ねた和風式や7寸丸や三角冠瓦1段で取る洋風式があります。
震災後棟を低く取る風潮ですが弊社ではオリジナルの耐震棟補強で高い棟でも対応できます。
昔ながらの立派な棟が好きな方も是非ご相談ください。
技術と施工方法により倒壊は防げますので安心してお任せください。
1段棟の場合はステンレス製の棟金具と垂木を使用してパッキン付きステンレスビスで固定します。
垂木ではなく耐久性の高い樹脂材を使用する事も増えています。興味のある方はご相談ください。
最近はブチルとアルミの複合材テープを使用乾式工法があります。
弊社でも対応出来ますが、耐久性や勝手瓦の固定等に疑問があるので
基本的に撥水なんばんを使用した湿式工法をお薦め致しております。
※平板瓦の差し棟工法の場合は形状的に乾式工法のみとなります。
弊社では屋根の葺き替えリフォーム工事をご注文頂いた際は雨といの清掃をサービスしています。
軒といだけでなく、たてといも清掃していますのできちんと詰まりを解消していきます。
最終チェックはもちろん念入りに行います。
チェック完了後はお施主様に完工報告の挨拶をさせて頂いております(留守の場合は除く)
請求書と一緒に作業内容の画像を添付していますので、高い所で見学が困難でも
どのような作業が行われたのか確認出来るかと思います。
屋根葺き替えリフォームで地震に強く安全安心で
快適な暮らしをしてみませんか?